指揮者コラム第9回「変わること、変わらないこと」

「慣性の法則」という物理の用語があります。動いているものは動き続け、止まっている物は止まり続けるという運動の第一法則です。走っている乗り物の中に乗っていることを想像してください。その乗り物には屋根がありません。あなたはボールを持っています。乗り物のスピードが一定の速度で走っているとき、そのボールを真上に投げ上げるとどうなるでしょう。そう、ボールはそのまま投げ上げたあなたの手の中に、再び戻ってきます。

それでは、次はどうでしょうか。同様に乗り物のスピードが一定の速度で走っているとき、ボールを真上に投げ上げます。しかし今度は、投げ上げた瞬間に急ブレーキをかけて、乗り物を急にその場に止めてしまいます(あなたも固定されており、進行方向には吹っ飛ばず、乗り物にくっついていると捉えてください)。さて、投げ上げたボールはどうなるでしょう。投げ上げた瞬間にボールは、「慣性の法則」によって、乗り物の進行方向と同じ方向に進みます。しかし、乗り物の方はその場にストップしてしまうため、ボールが戻ってくるべき地点に乗り物がないため、投げ上げたあなたの手元には戻ってこないということになります。

乗り物を「合唱団」、ボールを「団員」だと考えてください。合唱団が動き続けていれば、一時的に離れていた団員が戻ってきたときも、「変わらず」活動することができます。しかし、合唱団が動いていなかった場合、団員が帰ってきたときに、その団員は、「なんだか変わってしまった」という印象を受けるでしょう。

合唱団の活動が楽しければ楽しいほど、「変わらない」姿でありたいと願い続けることが多くなるでしょう。しかし、私は、集団が「変わらない」でいるためには「変わり続ける」必要があると考えます。集団を取り巻く環境も絶えず変化しているのですから、当然のことです。合唱団にかかわった人が、一度合唱団を離れ、もう一度この合唱団に戻ってきたときに、「この合唱団はやっぱり変わらないですね。」と笑顔で言ってもらえるように、指揮者の私も、変化・進化していきたいと思います。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムの第9回をお送りしました。
過去記事は、こちらからご覧になれます。↓

1/1 2020年を迎えまして


あけましておめでとうございます。

本年もななしは、みなさまのお目にとまるよう、合唱もその他も楽しくワイワイやっていこうと思います。

始動は、
1/11(土)14:00~17:00 高階公民館(東武東上線 新河岸駅)
いつもの大新年会は行いませんが、普通サイズの新年会は行う予定です。(高階だから、多分いつものあのお店♪)

入団・見学・出演依頼などは、お気軽にJoin/Contactのフォームよりお問い合わせください。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラム、第8回を公開しました。

 

12/31 今年もお世話になりました。

2019年も、あと数時間となりました。
そこで、改めて今年のななしを振り返ってみましょう。

1月
毎年恒例の「ななし大新年会」
このあと、インフルパンデミック(?)があり、練習開始が1週間遅れてしまいました。

2月
5月のE-joyコンサートと6月の県合唱祭への練習を開始しました。

3月
団長がハネムーンで1週お休み。
31日には、平成最後のお花見会が行われ、客演指揮者(?)はこの時に登場しました。
指揮者コラムの第1回の公開もこの月でしたね。

4月
新元号決定とともに鈴木有理先生が作曲した、『令和』を歌ってみましたが、いち早く東京混声さんに先を越されたので、音源アップはあきらめました。

5月
令和最初のステージは、「第1回 E-joyコンサート」。、
エレクトーン2台とコラボした『ハレルヤ・コーラス』。音楽のいろんな可能性を感じたステージでした。

6月
常任指揮者の内地出張に合わせて、指揮者の当日変更を狙った「埼玉県合唱祭」。
『刮目~』は、指揮者襲来特別バージョンで演奏。
『リフレイン』については、YouTubeの再生回数が現在1.4万回を数え、『ダイナミック琉球』(2.2万回)、『君と歩こう』(1.9万回)に追いつく勢いとなっています。
団員が運転するバスで、熊谷に乗りこんだことも、印象に残りました。

7月
「夕涼みコンサート」に出演。
ベルクのテーマ『Just For Your Life』などを披露しました。

8月
飯能河原でのBBQ開催。
晴男・晴女の本領が発揮され、にぎやかに行われました。

9月
高齢者住宅「ブリエライフ狭山」様のお招きを受けて、敬老の日イベントで歌わせていただきました。
見学1回でオンステされた方もいらっしゃいました(^o^)

10月
「ゆふさんといっしょ」記念すべき第1回~パプリカスペシャル~が開催されました。
久しぶりにななしKIDSの声が響き渡る、楽しい会となりました。

11月
「川越市合唱祭」は昨年に引きつづき、福泉先生をお招きして、『小さな空』を演奏しました。皆様からは、よい感想をいただいていましたが、後半バラけてしまったのが残念だったので、今度は常任指揮者の下でリベンジしたい楽曲ですね。

12月
今年一番のサプライズ、「ズームイン!!サタデー」の出演は記憶に新しいですね。
そして、「第2回ゆふさんといっしょ」~ゆふさんを見る会~。楽しく歌って2019年の締めくくりをしました。

年初には、ゆっくりとスキルアップを考えよう、なんて考えていたのですが、結果、大変忙しい1年となってしまいましたね(^_^;)

来年の春には、常任指揮者の任期が明ける予定の「約束の2年目」が来ます。
まだ確定してないので、本人も周りもドキドキしながら、いろんな可能性を考えているところです。
とにかく、次の1年もななしは進み続けます。
演奏していても、聴いて下さる方も、楽しめる様な団でありたいと思います。

みなさま、来年もよろしくお願い致します。

指揮者コラム第8回「誰がため」

One for All , All for One .

誰でも聞いたことのあるこの言葉。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」でよく知られており、歌にもなっています(『友だちはいいもんだ』)。ただ、この訳、誤訳であるとも言われているようですね。本来は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」であったとのこと。「みんなが一人のために」という姿も私は好きなので、ここでは、どちらがより正しい訳であるかということを論じるつもりはありません。

合唱団の目的は、言うまでもなく「合唱をすること」ですが、本当にそれだけでよいのでしょうか。合唱団の目的が「合唱をすること」だけだったとしたら、「合唱をする」力が合唱団に追い付かなくなったと感じた団員は、当然その合唱団での“有用感”を失ってしまいます。それはとても悲しいことです。

小学校教員をやっていて感じたのは、子供たちは皆、「何かの役に立ちたい」「必要とされたい」という“承認欲求”をもっているということでした。これは、子供に限らず大人にもあるようで、大人もその“承認欲求”が満たされることで、次の活動の意欲へとつなげているように思えます。

ちなみに私は、その“承認欲求”が異常に強い人間なので、自分がうまく活躍できていないと感じたときには、「平田を効果的に活用することのできない集団が悪い」と考えます。なんととんでもなく自尊感情の強い人間でしょうか。そんな感じだからこそ、自分のかかわる集団(学級・合唱団…)に対しても、「この集団で自分は何かの役に立っているのだろうか…」と誰かに思わせるのは、その個人が悪いのではなく、集団の方に問題があると考えるくせがついているようです。

さて、「合唱団は一人のために」、何ができるでしょうか。私は、合唱団自体が、一人一人の団員に対して、様々な居場所であったり活躍の場であったりを提供できるようになったらよいなと、常々考えています。新しい団員が一人入ってくれば、また一つ可能性が増えたと考えるべきなのです。一人一人は好き勝手なことをやっているだけなはずなのに、いつの間にか、それが全て、「合唱団のために」なっている。そして、そうやって集まった力が、単なる「合唱をすること」だけにとどまらない、大きな力になればよいなと考えています。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムの第8回をお送りしました。
過去記事は、こちらからご覧になれます。↓

12/22 「ゆふさんといっしょ2」~ゆふさんを見る会~

ズームイン!サタデー、無事オンエアされまして、周りの反応も上々です♪
トーク部分はほぼカットされていましたが、歌は2曲とも流していただけましたし、団名のテロップもはっきりと出していただいて、よかったと思います。
改めまして、関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。

さて、2019年の最後を飾るイベント「ゆふさんといっしょ」~ゆふさんを見る会~(ななし大忘年会)が華々しく開催されました。
珍しく(?)ゆふさん=常任指揮者が全面的に幹事を務めたこの企画は、こちらもななしにしては珍しい池袋のカラオケ&パーティースペースmilionさんで行われました。

前回会った時よりもはるかに体を絞って、スリムになった指揮者が開会宣言をし、団長が乾杯のあいさつした後、木下牧子先生のアカペラ曲「鴎」を歌い終るとともに乾杯!!
そして、吉田太郎さんも、ポータブル・ピアノとともにご到着。雨の中、大変でしたよね(;´∀`)
そして、太郎さんのピアノに合わせて歌うのは、もちろん「ダイナミック琉球」!
口説(クドゥチ)の部分は、団長によるスペシャルバージョンでした。

次に、ななしの2019年重大ニュース発表。
前もって団員に提出してもらった重大ニュースを、指揮者の独断により20位からカウントダウン。
テレビに出たり、新たな団外部活が発足したり、バスで合唱祭会場に乗り込んだり、結婚・出産があったり、高額配当が当たったり・・・
ななし全体から、団員の個人的なことまで様々な出来事がありましたね。
第14位「客演指揮者」のとき、福泉先生ではない別の名前がでてきて、みんな「???」
それは、なんとお花見の席に乱入してきた、あのオジサマのお名前でした。
ちなみに、1位は「ゆふさんといっしょ」
かの公共放送局の幼児向け番組みたいなロゴが画面に映し出されました(笑)

他に歌った曲は、千原英喜先生の「わが抒情詩」、オリジナル曲の「ひとつぶ」「僕らの出会い」。
その間に、参加できなかったメンバーのうち、3名(そういえば、全員バスでした)からのメッセージが読まれたのですが、2人は「市長や教育委員長の祝辞かよWWW」というくらい、長かったのに最後の一人、いつもバスを運転してくれるA君からは、「合宿やりましょう!」の一言だけ。
うんうん、合宿実現させようね!(^^)!

コミュ障救済のために(?)「猛獣狩りゲーム」をはさんだりして、あっという間に時間は過ぎ、最後に歌うのは、指揮者からのメッセージの意味を込めて、「変わらないもの」。
♪1年先も~ 10年先も~・・・
常任指揮者が小笠原に赴任してから、お互い「変わらない」ために進み続けてきた、20か月あまり、感慨深いものがありますね。

そして、締めの言葉は、ななしの大蔵大臣もしくは女将こと、アルトのK・Tさんに。
指揮者からは「はい、終わり!」でいいよ、と言われていたそうですが、こんな機会なかなかないからと、たくさんのななし愛にあふれたお言葉をいただきました。

二次会にも、一次会の半分くらいの人数と、この時間から参加したメンバーが出席して、にぎやかに更なる交流を深めていました。
(実は、川越や狭山でやるより、池袋の方が遅くまでいられる人が多かったりするのです。)

これをもって、2019年「名前のない合唱団」としての活動は、無事全て終了いたしました。
歌いはじめは、
1/11(土)14:00~17:00 高階公民館(東武東上線 新河岸駅)
を予定しております。(新年会も行う予定です。)
入団・見学・出演依頼など、お気軽にJoin/Contact
のフォームよりお問い合わせください。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムページは第7回までと、特別編2本が公開されています。