6/30 超絶解釈いただきました。

泣いても笑っても夕涼みコンサートまであと一週間です。

研究授業さながらに練習が始まりました。楽譜を手に私たちの練習を見ているのは、小笠原から出張で戻っている常任指揮者です。

まだ違う音だったり、リズムが甘かったりする箇所もあり・・・
あれま来週大丈夫かな?
「福笑い」のアルトのソロ、「きっとこの世界の〜」とこ、走りましたねえ。アルトにしてはキーが高すぎるので、早く終わらせたいんだもの~と言いたいところですが、来週は落ち着いて歌えるように精進します。

歌っていて、いい歌だなあと思える余裕はでてきました。

今回は、見学者さんもいらっしゃいました。ここ入曽公民館は、人を引寄せる何かがあるのでしょうか。ここで入団を決める人が多いように感じます。

さて、指揮者を囲む会では料理屋さんのマイクロバスがお迎えに来てくださり、山荘風の炉端焼き屋さんへ。楽しく飲んで食べました。指揮者と団長のお父様お母様も、また今日初めて見学に来られた方も参加というワイドナ会となりました。

研究授業の発表もありました。(酔う前にということで笑)
歌の中で一番、伝えたいところをしっかりと歌うこと。それから、このコンサートの歌の順番は、「どんなときも」から始まり、埼玉という地域、そして群馬、千葉をも巻き込み、世界の全て、そして最後ハレルヤの高みにまで達していく壮大なスケールということが発表され、気がつかなかったことだと感心いたしました。

また、大仏理論というお話も出ました。(笑)

スケールの大きい人たちに刺激を受け、そして平田家の温かさにほっこりいたしました。来週の本番に向けての機運も高まり、とてもよい日となりました。

今回の記事は、アルトのY・Tさんに書いていただきました。
曲順の解釈について補足しますと―
①どんなときも⇒自分
②人生たまたま……さいたまで⇒埼玉県(もしくは男女2人)
③Just For Your Life⇒埼玉・群馬を中心とした関東地方
④福笑い⇒世界
そして、最後のハレルヤで、天の高みへ―
これにさらにアンコールを加えるとしたら、「地球星歌」しかないでしょう!!
というお言葉でした。いつもながらすばらしい超絶解釈( ´∀` )

「大仏理論」については、またの機会に(もしくは見学などに来られて直接WWW)

ともあれ、来週はもう夕涼みコンサート
前日が練習日となっております。
7/6(土)高階公民館(東武東上線新河岸駅)14~17時

この日に初めていらして翌日オンステということも可能です。
お問い合わせなどはJoin usのフォームでいつでもお待ちしております。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムページ、第3回までと番外編を公開中です。(PCでは画面右側、スマホでは記事の下に表示ざれているバナーより閲覧できます。)
第4回は近日公開予定です。

演奏音源:刮目せよ!我ら名前のない合唱団(指揮者、襲来)

刮目せよ!我ら名前のない合唱団(指揮者、襲来SP)

埼玉県合唱祭での演奏です。指揮者の帰還に合わせ、前日・当日練習だけで本番に臨んだことにちなみ歌詞を変更した「指揮者、襲来」スペシャルバージョンです。
この曲とリフレインの組み合わせですから、相当なギャップをお見せ出来たのではないでしょうか。振り幅の大きい合唱団です。

刮目せよ!我ら名前のない合唱団
作詞:内藤学 作曲:川浪龍
指揮:平田由布 ピアノ:上南陽子
日時:2019年6月16日 埼玉県合唱祭
会場:熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール

演奏音源:リフレイン

覚和歌子の詩による混声合唱曲集「等圧線」より
『リフレイン』

リフレイン(歌詞付き)~名前のない合唱団~

信長貴富さんの混声合唱曲「リフレイン」です。
2019年6月16日、埼玉県合唱祭と小笠原村に赴任中の指揮者・平田由布がこちらに戻ってくるタイミングが合う、とのことで指揮者合わせは前日と当日のみという突貫工事で完成させました。もちろん、それまでに団長を中心とした練習の録音を聴いてもらい修正点をリストアップしてもらったりなどと、入念な下準備はありましたがそれでもかなりの荒業ですよね(笑)
(顛末の詳細は◆こちらの投稿をご覧ください。)

また、合唱祭を受けての◆指揮者コラム「番外編」も併せてご覧ください。

覚和歌子の詩による混声合唱曲集「等圧線」より『リフレイン』
作詩:覚和歌子 作曲:信長貴富
指揮:平田由布 ピアノ:上南陽子
日時:2019年6月16日 埼玉県合唱祭
会場:熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール

6/22 夕涼みまで時間がない(新曲もあるよ)

またまた、雨の週末。
参加人数も最近にしては少なめな中、初めての夕涼みコンサートのピアノ合わせ練習でした。
今回が2回目の見学者さんもいらっしゃいました。

『今日の計画は、「人生たまたま……さいたまで」、「どんなときも」、「福笑い」を一通りやって、「ベルクのテーマソング」の音取り。時間があれば「小さな空」をやります。』との団長のお言葉。

うーん、わかってはいたけれど、忙しい(;^_^A

「人生たまたま…」⇒テナーの音が怪しい
「どんなときも」⇒ソプラノが上ハモリに行かなきゃいけないのに主旋律歌っちゃう
「福笑い」⇒バウンスのビートに乗り切れないし、濁音と鼻濁音があやふや

そして新曲、ベルクのテーマソング「Just For Your Life」の『ベルク』とは、団員もよく使っている、埼玉県・群馬県を中心に展開している食品スーパーです。

買物をしている時に流れてくる、販促ソングや店舗のイメージソングって、耳に残りますよね。そして、結構名曲が多い。
こういう曲を拾って、大真面目に合唱で歌ってしまったりするのが、ななしにいて楽しいな、と思うところの一つです。

やっぱり、「小さな空」には手をつけられなかったし、「ハレルヤ」に差し替えてもいいんじゃないの?という声もあがって来る始末。(太郎さん、ごめんなさい!)

練習はあと2回。どう仕上ったかは、7月7日、水野公民館に聴きにいらしてください。

今回のブログ担当は、ソプラノのY・Mさんでした。

次回は、6/30(日)入曽公民館(西武新宿線入曽駅)14~17時
最近、見学のご希望や、演奏依頼のメールをたびたびいただくようになり、大変うれしい限りです。

たまたま、このHPをお読みになったそこのあなた!
迷わずJoin usのフォームからご連絡ください。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムページ、第3回までと番外編を公開中です。(バナーができました。PCでは画面右側、スマホでは記事の下に表示ざれています。)

第4回も間もなくお届けできる予定ですので、お楽しみに!!

指揮者コラム番外編「埼玉県合唱祭(2019年度)に寄せて ~『刮目せよ!我ら名前のない合唱団』『リフレイン』~」

 大トリはいいですね。
 どんなに散らかっても自分達で責任がとれるので、大胆な表現ができます。まあ、大トリじゃなかったら散らかさないかって言ったら、結局散らかすんですけども。笑

 この日を迎えるにあたって、たくさんの方がそれぞれの立場から合唱団を支えていました。団員の皆さんが、真摯に練習を積み重ねていてくれました。ピアニストの上南さんも、ほとんど打合せができない中で、素晴らしい表現をしてくださいました。譜めくりさんも、肝心なときにいつもかけつけてくださいます。事務局は、僕の日程に合わせて全てのお膳立てをしてくれました。そして何より、遠征のバスが、運転手込みで自前調達できる合唱団とか、尋常じゃありません。その全てが、今回のステージの成功に繋がっていたと思います。

 私個人は、やはりブランクを感じておりました。気持ちも体も準備はできていたつもりではいたのですが…。私の中に流れる音楽に、運動神経がついてこなかったように思えます。見づらいタクトの中、この演奏までもってこられたのは、やはり皆さんの練習の成果です。

 『刮目せよ!我ら名前のない合唱団』は、宝物ですね。「オリジナル曲があることは強みですね」というコメントの通りだと思います。ラーニングドラゴンという類い稀なる才能を抱えた合唱団だからこそ。
 ネタソングをネタにするには、音楽を聴き苦しくさせない技術の下地が要ります。例えば、「言葉を聴衆に伝える」ことは、容易な作業ではありません。それを達成するために、「ネタ歌詞を地味に反復練習する」というのは、実は強靭な精神力を必要とします。それを平然とやってのけるこの合唱団は、やはり刮目すべき合唱団だと私は思っています。

 『みやこわすれ』という曲を選ぼうか最後まで二択で迷いましたが、練習中にもお話ししました事情により、『リフレイン』を選びました。笑

“リフレイン”というテーマでありながら、“一度きりの今”を歌うという心地よい矛盾。
“人は、変化のない似通った日常に物足りなさを感じ、時に絶望する生き物だ。”
“しかし人は、その繰り返しの中からも、かけがえのない価値を見出だすことができる生き物でもある。”
 感動を内包し、それでいて人間臭くなく。そんな表現を心がけてきましたが、いかがだったでしょうか。

 「くりかえし見つめ合い くりかえし好きという」。
 このフレーズは、“人の意志”を内包しています。見つめ合い、好きと伝えることができる相手がいる幸せ。その幸せを、日常の「くりかえし」の中に埋没させず、意志をもって「くりかえし」ていくこと。それが、“人として生きる”ということなのかもしれませんね。

 技術的な課題としては、「鮮烈なp」と「繊細なf」を挙げておきます。
ちなみに、誤植ではありません。笑

ppになっても衰えず言葉を伝えられること。
ffになっても崩れずハーモニーを構築できること。
それを要求できる段階にきていると感じています。

 結びになりますが、本番前日と本番のみという契約で、私を起用してくださり、ありがとうございました。またいっしょにステージに立ったとき、さらによい演奏ができるように、共にがんばりましょう。

 とりあえず私は、ちょっと体重落とします。

令和元年6月16日
平田 由布

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムですが、今回は埼玉県合唱祭出演を受けて、番外編をお送りしました。
第1回「“手段”としての音楽」
第2回「人は力」
第3回「合唱人は変人?

第4回も間もなくお届けできる予定ですので、お楽しみに!!