指揮者コラム第8回「誰がため」

One for All , All for One .

誰でも聞いたことのあるこの言葉。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」でよく知られており、歌にもなっています(『友だちはいいもんだ』)。ただ、この訳、誤訳であるとも言われているようですね。本来は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」であったとのこと。「みんなが一人のために」という姿も私は好きなので、ここでは、どちらがより正しい訳であるかということを論じるつもりはありません。

合唱団の目的は、言うまでもなく「合唱をすること」ですが、本当にそれだけでよいのでしょうか。合唱団の目的が「合唱をすること」だけだったとしたら、「合唱をする」力が合唱団に追い付かなくなったと感じた団員は、当然その合唱団での“有用感”を失ってしまいます。それはとても悲しいことです。

小学校教員をやっていて感じたのは、子供たちは皆、「何かの役に立ちたい」「必要とされたい」という“承認欲求”をもっているということでした。これは、子供に限らず大人にもあるようで、大人もその“承認欲求”が満たされることで、次の活動の意欲へとつなげているように思えます。

ちなみに私は、その“承認欲求”が異常に強い人間なので、自分がうまく活躍できていないと感じたときには、「平田を効果的に活用することのできない集団が悪い」と考えます。なんととんでもなく自尊感情の強い人間でしょうか。そんな感じだからこそ、自分のかかわる集団(学級・合唱団…)に対しても、「この集団で自分は何かの役に立っているのだろうか…」と誰かに思わせるのは、その個人が悪いのではなく、集団の方に問題があると考えるくせがついているようです。

さて、「合唱団は一人のために」、何ができるでしょうか。私は、合唱団自体が、一人一人の団員に対して、様々な居場所であったり活躍の場であったりを提供できるようになったらよいなと、常々考えています。新しい団員が一人入ってくれば、また一つ可能性が増えたと考えるべきなのです。一人一人は好き勝手なことをやっているだけなはずなのに、いつの間にか、それが全て、「合唱団のために」なっている。そして、そうやって集まった力が、単なる「合唱をすること」だけにとどまらない、大きな力になればよいなと考えています。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムの第8回をお送りしました。
過去記事は、こちらからご覧になれます。↓

12/22 「ゆふさんといっしょ2」~ゆふさんを見る会~

ズームイン!サタデー、無事オンエアされまして、周りの反応も上々です♪
トーク部分はほぼカットされていましたが、歌は2曲とも流していただけましたし、団名のテロップもはっきりと出していただいて、よかったと思います。
改めまして、関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。

さて、2019年の最後を飾るイベント「ゆふさんといっしょ」~ゆふさんを見る会~(ななし大忘年会)が華々しく開催されました。
珍しく(?)ゆふさん=常任指揮者が全面的に幹事を務めたこの企画は、こちらもななしにしては珍しい池袋のカラオケ&パーティースペースmilionさんで行われました。

前回会った時よりもはるかに体を絞って、スリムになった指揮者が開会宣言をし、団長が乾杯のあいさつした後、木下牧子先生のアカペラ曲「鴎」を歌い終るとともに乾杯!!
そして、吉田太郎さんも、ポータブル・ピアノとともにご到着。雨の中、大変でしたよね(;´∀`)
そして、太郎さんのピアノに合わせて歌うのは、もちろん「ダイナミック琉球」!
口説(クドゥチ)の部分は、団長によるスペシャルバージョンでした。

次に、ななしの2019年重大ニュース発表。
前もって団員に提出してもらった重大ニュースを、指揮者の独断により20位からカウントダウン。
テレビに出たり、新たな団外部活が発足したり、バスで合唱祭会場に乗り込んだり、結婚・出産があったり、高額配当が当たったり・・・
ななし全体から、団員の個人的なことまで様々な出来事がありましたね。
第14位「客演指揮者」のとき、福泉先生ではない別の名前がでてきて、みんな「???」
それは、なんとお花見の席に乱入してきた、あのオジサマのお名前でした。
ちなみに、1位は「ゆふさんといっしょ」
かの公共放送局の幼児向け番組みたいなロゴが画面に映し出されました(笑)

他に歌った曲は、千原英喜先生の「わが抒情詩」、オリジナル曲の「ひとつぶ」「僕らの出会い」。
その間に、参加できなかったメンバーのうち、3名(そういえば、全員バスでした)からのメッセージが読まれたのですが、2人は「市長や教育委員長の祝辞かよWWW」というくらい、長かったのに最後の一人、いつもバスを運転してくれるA君からは、「合宿やりましょう!」の一言だけ。
うんうん、合宿実現させようね!(^^)!

コミュ障救済のために(?)「猛獣狩りゲーム」をはさんだりして、あっという間に時間は過ぎ、最後に歌うのは、指揮者からのメッセージの意味を込めて、「変わらないもの」。
♪1年先も~ 10年先も~・・・
常任指揮者が小笠原に赴任してから、お互い「変わらない」ために進み続けてきた、20か月あまり、感慨深いものがありますね。

そして、締めの言葉は、ななしの大蔵大臣もしくは女将こと、アルトのK・Tさんに。
指揮者からは「はい、終わり!」でいいよ、と言われていたそうですが、こんな機会なかなかないからと、たくさんのななし愛にあふれたお言葉をいただきました。

二次会にも、一次会の半分くらいの人数と、この時間から参加したメンバーが出席して、にぎやかに更なる交流を深めていました。
(実は、川越や狭山でやるより、池袋の方が遅くまでいられる人が多かったりするのです。)

これをもって、2019年「名前のない合唱団」としての活動は、無事全て終了いたしました。
歌いはじめは、
1/11(土)14:00~17:00 高階公民館(東武東上線 新河岸駅)
を予定しております。(新年会も行う予定です。)
入団・見学・出演依頼など、お気軽にJoin/Contact
のフォームよりお問い合わせください。

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムページは第7回までと、特別編2本が公開されています。

 

12/19 地上波デビューします@ズームイン!!サタデー

まずは、大事な告知です!!

12月21日(土)放送の日本テレビ「ズームイン!!サタデー」内、
7時15分ごろからの「ズムサタいち押し! 日本全国ビューティー城」コーナーに名前のない合唱団が出演する予定です!
ぜひご覧ください!
※放送がない地域もございます。
※放送内容は変更となる可能性がございます。

それは、Join usに届いた一通の出演依頼から始まりました。
差出人は、日本テレビ系「ズームイン!!サタデー」のスタッフ様。
「川越城およびその城下町を取り上げるロケの中で、三芳野神社の境内で『通りゃんせ』を合唱して欲しい」とのこと。

え、テレビ?! でも平日だよ?
総会でオンステ予定組んだばっかりなのに?
時間ないけれど、練習できるの?

そんな心配をよそに、編曲を考え始める、『刮目~』や『団員募集の歌』などの作曲者で、『木綿のハンカチーフ』など数々の編曲も手掛ける、川浪さん。
だって、こんなチャンス、逃しちゃいけないでしょ?!

そして、連絡担当のTさんは仕事を抜けて、即発信元に連絡。
概要を聞いたところで、参加者募集です。
「年齢高め」とのオーダーもありましたが、そこは年齢入り混じっているのがななしですから。結局、△を含めて老若12,3人が参加表明をしたので、正式にお受けする事としました。

そういうわけで、11/30の練習は「ふるさとの四季」の予定が「通りゃんせ」になったわけなのです。

そして、その週の半ばに現場で打合せとなりました。
メールでは夕方という事だったのですが、14時くらいか、もしかすると午前中になることもあるとか―
とにかく、流動的な事が多いので、今現在で用意出来る事からやっていきましょう。
などと考えているうちに、先方様からの連絡がはいり、「神社の去り際の演出に、オフコース『さよなら』のサビの部分をうたっていただけませんか?」との連絡が入りました。
突然の追加オーダーに、燃えるドラゴン川浪さん。一晩でサビの部分のみを混声編曲!!(すごい)

ちょっと手薄そうなソプラノとテナーには、Coro・Feliceの代表さんともう御一方、そしてIl Campanileの団長さんも加わって下さることになりました。(感謝)

その週末の練習は団長はお休み。小江戸第九のゲネプロの休憩時間を利用して来て下さった方も含めて、「通りゃんせ」と「さよなら」の音取りを行いました。
本番前日の夜には異例の前日練習なども行われ、いよいよその日を迎えることとなりました。

時間は結局、朝10時ごろからリハという事に落ち着いたので、神社の社務所を9時に開けていただき、直前練習という事になりました。

結局、30分押しでスタッフ様がご到着し、皆で段取りを確認して、リハーサルを行います。
出演者の方へのサプライズなので、死角に隠れていて、合図を受けてわらわらと走ってきて並んで歌い出すのです。
音も、物陰に隠れているうちにこっそり取らなくてはいけません。

もう一回社務所に入って待機していると、いよいよ番組パーソナリティのモッチーさんこと望月理恵さん、レポーターのビビる大木さんが境内にご到着。
参拝して説明をしてもらっている間に、建物を出て見えないところに待機です。
合図の言葉で、リハ通りに飛び出しました。ここでの「通りゃんせ」は、時間の関係で途中を省いたショートバージョン。
もともと、「ここはなんのわらべ歌の発祥の地でしょう?」というクイズ形式で、その答えとして歌うのですが、モッチーさんは、その前に正解を出してしまっていたみたいです(^_^;)

少しやりとりがあって、その中で小笠原在住の指揮者(ずっとLINE上で羨ましがっていました)がビビる大木さんに似てるなどの話も持ち出してみましたが、この部分、果してOAされるのでしょうか?
お二方が本丸御殿へ向かうのをお見送りするときに、「さよなら」を合唱したところでカット。
あとは、歌と別角度の映像をとるために、もう一度演奏して出演終了――

のはずだったのですが、スタッフさんより「このあと、3時から蓮馨寺でもう一度歌っていただけませんか?」とのお言葉がありました。
この連続企画が最終回なので、ロケの終了となる蓮馨寺でも「さよなら」を歌ったらいいんじゃないかと、思いついてしまったらしいです。

3時かあ、だいぶ時間があるなあ・・・
でも、どうせこのために全休とってるし、という者も多く、どうしても仕事や用事がある方以外は、午後のロケも参加するという事になりました。

本川越駅近くのファミレスで長いお昼時間を過ごすメンバー。
そこへスタッフさんからの電話。ロケ時間早まったりするとまずいな、とかドキドキして耳をそばだてていたら、時間は押し気味なのに加えて、新たなるミッション。
「『さよなら』の最初の部分も歌って欲しいんですが」。
これはさすがにハモリは無理ですね。ここはユニゾンでよいなら、お受けしましょう。それにしたって、みんなが歌えるかどうかもあやしい。
(団長だって、サビの部分以外はあまり聴いたことないって)
とにかく、元歌の録音をスマホでさがし出して、ヘビロテしながら確認です。とにかく、こういうポップスって、いろんなバージョンがあるから、リズム割りを共有しないとならないのです。

タレントさんが蓮馨寺の内部を見学されている間に、こっそり寺の片隅で、小声で練習したのち、また建物の影に隠れて出番を待ちます。
石畳とかあって、ヒールを履いている女性は走る時に特に気を付けねば。

そして、再びこっそり最初の音を共有して、スタッフさんの合図で走り出して並び、さあ、歌い出すぞ!!という所で、無情にも流れる防災無線の「夕焼け小焼け」・・・
でも、音を取り直す暇はない。
とりあえず、「さよなら」を歌いきりましたが、やっぱりハーモニー崩れますよね(^_^;)。あとで歌の撮り直しはしましたけれど。

そのあと、モッチーさん、ビビる大木さんを囲んで「ズームイン!!」のポーズでパチリ☆

(午前中だけの方たちはご一緒できず残念でした)

なんか、ここまでバタバタと過ぎた感じの10日余りでしたが、振り返ってみれば楽しかったし、よい経験になりました。

ズムサタスタッフの皆様、望月理恵さん、ビビる大木さん、本当にありがとうございました。
また、何か御用がありましたら、ご連絡のほど、よろしくお願い致します<m(__)m>

とにかく、どんな風に編集されているか、とても楽しみです。
なお、今回番組で披露した『通りゃんせ』、せっかくの編曲ですし、発祥の地・三芳野神社で合唱団のみでフルバージョンも独自に撮影してきました。
こちらも是非、お楽しみください!

わらべうた『通りゃんせ』~名前のない合唱団~
 
 

そんな、ななしの2019年最後を飾る(はず)のは、
12/22(日)「第2回 ゆふさんといっしょ」(ななし大忘年会)~ゆふさんを見る会~@池袋「million ミリオン
2020年の始動は
1/11(土)14:00~17:00 高階公民館(東武東上線 新河岸駅)
を予定しております。(新年会も行う予定です。)

※当団常任指揮者、平田由布による不定期連載コラムページは第7回までと、特別編2本が公開されています。

演奏音源:通りゃんせ

わらべうた『通りゃんせ』~名前のない合唱団~

川越・三芳野神社が発祥の地とされるわらべうたです。
『ズームイン!!サタデー』のスタッフ様より出演オファーがあってから本番まで2週間足らず。編曲も練習も、まさに突貫工事での披露となりました。
編曲者は「練習時間の取れない中、平易で歌いやすい編曲を心がけました。出来上がってみたらタダタケ(注:多田武彦氏。男声アカペラの名作曲家)感がぬぐえない」と言っています。

ロケでの本番は「ちっと通してくだしゃんせ~お札をおさめに参ります」までをカットした短縮版を演奏しましたが、こちらはロケ終了後、フルバージョンを独自に録画しました。
(なお、Il Campanile様、Coro・Felice様より計3名、助っ人に駆けつけていただいております。ありがとうございました。)

「通りゃんせ」
わらべうた
作者不詳
合唱編曲:川浪 龍
2019年12月11日 川越市・三芳野神社にて収録

12/15 春の小川は「ざらざら」ではありません

昨日は暖かかったのに、今日はめっちゃ冷えるな~。「アノ日」は暖かくてホントに助かったわ……
などと思いつつ、たどり着いた西浦和。
見学者さん御一方お迎えしての、令和元年最後の通常練習でした。

先月の総会では、「ふるさとの四季」は5回練習できるから、余裕だよねって話してたのに、例の件で2回持ってかれちゃったから、結局いつもと同じじゃないの( ´艸`)
まあ、9月の訪問演奏で歌ったばかりなので、だいたいの音取りは出来ていると思うから、あとはどう精度を上げていくかですね。
そういえば、あの時は前の週に見学に来た方が、即入団して、オンステしたんだっけ(笑)

S5,A3(見学者含む),T1,B4という、外声が圧倒的多数という、ちょっと珍しいパートバランス。

アカペラでの練習は、高めを意識していかないと、どんどん下がって行きますね。特に、ト長調は。
とはいえ、ソプラノとしては、上ずってしまうのも怖いのですが…

あと、心がけないとならないのは発音。「ハ、カ、タ」の子音をハッキリさせるとか、母音で始まる言葉とか…
『春の小川』なんか、「さらさら」が「ざらざら」に聞こえてしまって、「アサリかなんかが流れてきたみたい」とか言われてしまいました(笑)

最後の通しは、と言ってもピアノがないので、最初から最後まで歌ってみるという感じですが、パートの場所をシャッフルして、輪になって歌いました。

各パートの声が聴こえるのもですが、いつも隣にいる同パートの方の声も違う角度で聴こえてくるので、この練習の仕方はわりと好きです(*´ω`*)

そして、練習終わりの「さよならは」が、いつになくよいできだったことも、付け加えておきましょうね♪

実質今年最後となる練習ブログは、ソプラノのY・Mさんに書いていただきました。

来週12/22には、小笠原から休暇で帰ってくる指揮者が幹事となり、
「第2回 ゆふさんといっしょ」~ゆふさんを見る会~
と銘打って、2019年のななし大新年会が行われます。
いつも行う大新年会を忘年会で開催する形で、池袋の貸切 パーティ&カラオケスペース 「million ミリオン」さんで、合唱曲を歌いまくります。

そして、令和2年最初の練習は、
1/11(土)14:00~17:00 高階公民館(東武東上線 新河岸駅)
を予定しております。(新年会も行う予定です。)

当団への見学&入団希望・演奏依頼などのご連絡は、Join/Contact(タイトルのみ変更しました)のメールフォームよりお願い致します。

※当団常任指揮者、平田由布(ビビる大木さん似?)による不定期連載コラムページは第7回までと、特別編2本が公開されています。